2022年10月5日〜10月9日
展示会場:ヒコヒコギャラリー(アクセス)
10時30分〜17時30分
(最終日13時まで)

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展示作家
石川陽子

石川 陽子

桂田アッセンデルフトと共に(1984〜現在)

30代の頃、帰国した懐かしい友との再会が「アッセンデルフト」という耳慣れない絵付け(ペインティング)を知るきっかけでした。
当時、ヨーロッパの香りはまだ一部の人々のものでしたので、その友人宅を訪問し、
絵付けされた家具や、小物、傘などを拝見した時に受けた強いカルチャーショックを覚えています。

子育てをしながら、趣味の一つとして始めたアッセンデルフトのお稽古でしたが、その多様性に惹かれ40年に渡り続けてまいりました。
子育てを終えた後は自身のライフワークとして、日々の生活の中にアッセンデルフトがありました。
私と同じように、各地でお教室に通っていらっしゃる皆様も桂田アッセンデルフトの魅力は理解していただけると思います。


コロナ禍でいろいろな事が大きく変化した中、この2年間は久しぶりにゆったりとした時間の流れを感じながら日々を過ごしておりました。「おうち時間」を利用して、家のいろいろな部屋に眠っていた作品を整理することが出来ました。長い時間をかけ作りあげてきた、これらの作品を皆様にみていただきたく作品展を催すことに致しました。

今回展示した作品は、1980年代から現在に至るまで、六本木のお教室に通い桂田先生の指導を受け描き上げたものです。
材料の形や質感を生かした絵付けデザインの素晴らしさを感じで頂けると思います。会場にお越し下さった皆様方には、作品を通じてアッセンデルフトの奥深さを実感して頂ければ幸いです。


これからも、私のアッセンデルフト生活は続きます。本部六本木教室では、自身が生徒として学ぶ喜びや楽しさを感じながら、主宰する川口教室では、通って下さる生徒の方々にこの絵付けの技術を惜しみなくお伝えしていこうと思います。
そして何より、
75歳を過ぎたこれからも生涯現役を目指して元気に過ごしていくことが目標です。