開催期間:2023年12月5日〜12月27日
Exhibition Date : 
December 5 – December 17, 2023

開廊時間:10時30分〜18時30分
Open : 
10 : 30 a.m. – 6 : 30 p.m.

最終日は15時まで
 3:00 p.m. on the last day

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画像は随時追加していきます。

オオタマン / Ohtaman 
太田けい / Kei Ota
オオタマン / Ota man 
太田圭 / Kei Ota

作家紹介

オオタマン/ Ohtaman

私の心を最初に動かしたのは、ブレッソンでした。何気ない日常の中に一瞬だけ現れる完璧な瞬間を見事に切り取った作品に感銘を受けました。その後、ファン・ホーや、ロベール・ドアノー、ヘルムト・ニュートンやエリオット・アーウィットなど、著名なフォトグラファーによる数多くの作品に接し、人々を魅了する作品に共通する法則性を見出す努力をしてきました。

 

自分なりの納得解を得た上で、撮り方を工夫し、街中で人々が織りなす光景を様々な視点で切り取ってきました。ある時はコミカルに、ある時は幻想的に、そしてある時はノスタルジックに。

 

人には、色々な人生があり、様々な思い出や、希望もあります。

 

ただ、全くの他人でも、同じ人間として繋がっている部分があり、それ故に呼応し合う瞬間があるように思います。

理屈抜きで、心が反応してしまう、そんな時にカメラを構え、自分が感じたものを一枚の写真に封じ込めます。

 

ありふれた日々の景色の中で、私なりに切り取った数々の瞬間に、何かを感じていただけると大変うれしく思います。

太田けい / Kei Ota

私は都会の喧騒の中に光と影が紡ぎ出す微細な美しさを求めて写真を撮っています。

街の美しいグラデーションの中に、「愛着」や「可笑しさ」、「温もり」や「希望」を感じる景色が現れる瞬間があります。普段は仮面を被り、平静を装って歩いている人々が、ふとしたことで、素の表情をさらけ出したり、感情を表に出したりする。そんな光景に人間としての親しみを覚えつつ、カメラを構え、心踊らせてシャッターを切ります。

ただ、近寄って人々の表情を大きく写すことは敢えて行わず、あくまでも、街の景色と、それを構成する人々、という関係性を大切に作品を仕上げるようにしています。そうすることにより初めて感じることができる、滲み出るような感情があると信じてやまないからです。

一見無表情で、ともすると冷淡にすら思えてしまう都会の風景には、実は、人の心を惹きつける一面があちこちに隠れていて、それを宝探しをするように、歩き回って、写真に収めてきました。

丹念に仕上げたひとつ一つの作品を、どうぞごゆっくりとお楽しみ下さい。

展示会趣旨

ストリート。そこは、日々の生活の中に当たり前のように存在していて、五感があまり反応しなくなった場所かもしれません。
でも、足を止めてよく見ると、光が織りなす美しいグラデーションや、一瞬だけ現れる人々の感情など、
興味深い光景があちこちに存在しています。そして、見慣れた景色がキラキラ輝いて見える瞬間は、 色彩の情報を取り除くことで、より鮮明に浮かび上がります。
ストリートという、魅力に満ちた被写体を、二人のフォトグラファーが独特な視点で切り取りました。 是非お楽しみください。