ファン・ホー
(1931-2016)
「東洋のカルティエ=ブレッソン」と呼ばれるファン・ホーは、幾何学的な構造、パターン、テクスチャーを巧みに配置した背景をベースとし予期せぬイベントが偶発する「決定的瞬間」を撮り続けました。
彼は香港の建物やモニュメントの歴史的な記録を作ろうとはせず、香港の魂、市民の苦難と香港の復興を捉えることを目指しました。
10代から20代にかけて、サロンで競い合いながら、300近い国内外の賞やタイトルを獲得し、最大の作品群を作り上げたのです。
ファン・ホーは、英国写真協会と王立芸術協会のフェローであり、シンガポール、アルゼンチン、ブラジル、ドイツ、フランス、イタリア、ベルギーの写真協会の名誉会員でもあります。
中国写真協会(広州)による「Life-time Achievement Award, the 2nd Global Chinese International Photography Award, China, 2015」も受賞しています。
彼の作品は、多くの個人および公的コレクションに収蔵されており、その中でも特に注目すべきものは以下の通りです。
M+美術館(香港)、ヘリテージ美術館(香港)、フランス国立図書館(パリ)、サンフランシスコ近代美術館(米国)、サンタバーバラ美術館(米国)など多数。
出典:”BIO”.FAN HO PHOTOGRAPHY.https://fanho-forgetmenot.com/.20220331